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執筆者の写真内藤総監督

我が息子への思い 第2話「この写真には深い意味がある」

我が息子への思い

「この写真には深い意味がある」


今でもずっと、携帯電話の壁紙として使ってる写真がこれ…。


これは息子が北野球6年生の時の写真。

サヨナラタイムリーヒットを打ってベースを回りながら両腕を上げてガッツホーズ😁。


昔から人前で感情を表す人間ではない息子…、

だがこの日は深い特別な訳があった。


それは…、

6年前の尾張JP THN旗大会準決勝…。

勝てば決勝進出、選手個人に贈られるメダル🎖️も獲得できる。

思い出を作るために準決勝は、どのチームもいつも以上に気合いが入る。


息子はこの日、先発ピッチャー。

試合会場は相手のグランド。

相手監督は昔からチームを率いている名物監督。

ピンチやチャンスの場面で豊富な試合経験をいかして指示をする…。

この試合も小学生を相手に大の大人が威圧感をだしている。

しかも、主審の判定に疑問があることが数々あった。


当然、こちらのチームの指導者もあきれて抗議する…。

「やってられるか❗️」「正々堂々と勝負しろよ❗️」なんて言葉が出るくらいだった。


でも、ピッチャーでありキャプテンであった息子は顔色も表情も変えずに最後まで全力で戦っていた。


毎日親子で練習をしていた時に、私が言ってた言葉…、

「毎日の努力は実る」

「最後まで諦めるな」

「野球の神様はいる、日頃から努力していればいざという時に叶えてくれる」


試合は最終回裏の攻撃…、3点差…。

このまま嫌な雰囲気で終わってしまったら子供たちや息子にどんな言葉をかけたら良いのか…⁉️

って悩んでしまった自分がいた。


2アウト2.3塁…。

息子の打順が回ってきた…、

2ストライクから打ったボールは左中間へ…サヨナラタイムリーヒット…✌️


息子の願いを野球の神様が叶えてくれた瞬間だった…👍


両チームの挨拶を終えてベンチへ…、

温かく出迎えてくれる指導者や仲間、父兄

と接した息子は………、


突然号泣…崩れ落ちた………。


こんな泣いてる息子も初めて見た。


ピッチャーは守備につくとチームメイトはキャッチャーしか見えない。

試合開始から終了までの1時間30分…

12歳の子供には、恐怖と不安で辛かったと思う。


「諦めない気持ちを持って努力していれば必ず報われる時がくる👍」…

この日、私は息子から学んだ事だった。


今でも、

自分の気持ちが沈んだり、落ち込んでいるときは、この写真を見て元気をもらう事がある。

…でも、元気を出す前に、この場面を思い出して…

また涙腺が緩んでしまう…😭。



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